こんにちは。こんばんは。おはようございます。
リキトです。

本記事では恋愛コンテンツ・コンサルのサービス(以下、男性向け恋愛コンテンツ)を絶対に使いたくない理由をまとめてみました。
先に書いておくと、僕はフェミニストを自認しています。
フェミニストの僕からすると、日本の男性向け恋愛コンテンツは使いたくないと思う要素が何個かあって、パートナーを見つけるのに相性が悪いと感じる理由があるので、それについてまとめました。
目次
日本の殆どの恋愛コンテンツを使いたくない理由
何かと男性がお金を使わされるから
男性向けの恋愛コンテンツは、何かと男性がお金を支払わせられます。
ここでは、今回、最近主流な恋愛コンテンツである
- マッチングアプリ
- 結婚相談所
- 男性向け恋愛アドバイザー・コンサルのサービス
の3つを例に説明していきます。
マッチングアプリにおいては、女性は毎月1000円でいろんなことができるのに、男性は基本料金が4000円に加えて、女性と沢山メッセージをするために、さらに4000円を払わないとできないみたいなサービスがほとんどです。
さらに中にはデート代の支払いみたいな項目があるのですが、その項目には「男性が多めに払う」「男性が全額払う」というものがあるのに、「女性が多めに払う」「男性が全額払う」というものがありません。
結婚相談所に至っては、マッチングアプリと同じように男性が最初に払わないといけないお金が女性より高く設定されています。
結婚相談所だと、
- 入会金
- 登録料
- 毎月払う使用料
- 成婚料(結婚が決まったときに払う費用)
を払うのが大体のパターンです。
そして、結婚相談所だと、アドバイザーからデートの支払いについて、高確率で「男性が払う」ようにアドバイスするのです。
- 「割り勘でも大丈夫です」
- 「どちらでもいいです」
- 「払いたければいいのではないでしょうか?」
みたいなアドバイスをする人は日本に存在する結婚相談所ではいないのでは?と思うぐらい、ほとんどいません。
最後に、男性向け恋愛アドバイザー・コンサルのサービスですが、デート代の話になると99.9999999999999999999%、「男性が払ったほうがいい」と言います。
「デート代は男性が払うべき」という意味の分からない常識については、フェミニストの僕からすると、全くといっていいほど理解できません。
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いかがでしょうか?
これでもかと思うぐらい、男性にお金を使わせようとするのです。
なぜ、この世ではデート代は男性ばかりが支払うように仕向けられるのでしょうか?
ただでさえ、サービスを使うのに男性は女性よりはるかにお金を使わせられるのに、さらにデート代の支払いを男性にさせるのは男女不平等であり、れっきとした女尊男卑です。
デート代を男性が払えと言う人達に対して言いたいことについては以下の記事でまとめているので、そちらも参考にしてみてください。
男性は髪が長いと99%の確率で切らされるから
特に、男性向け恋愛コンサルだと、高確率で髪を切らされます。
「清潔感がないから」というのが主だそうです。
中でも、男性向けの恋愛コンテンツでは、印象を上げるためのプロによるコーディネートサービスなるものもあって、美容室から服装選びまでしてもらうサービスがあるのです。
男性は髪が長いから清潔感がないって、さすがに度が過ぎます。
女性は髪を短くしても長くしても何も言われることが少ないのに、男性が長髪にしようとすると汚物扱いされるということを言いたいのでしょうか?
それって「男性が髪を伸ばすと汚くなる」ということを言っていると言っても過言ではなく、そもそも、この風潮自体が差別であり、あってはなりません。
短髪が似合わない人だっているのに、論理的な理由も説明できずに、「汚く見られるから髪を切れ」って生理を「薬を飲めば抑えられるんだから我慢しろ」と言われるぐらい不快な言葉です。
そもそもなぜ男性が髪が長いと、髪を切るように仕向けられるのでしょうか?
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相手の外見にいちゃもんをつけるのはルッキズムです。
統計や調査で見ても、髪が長い男性は嫌う人が多い傾向にあるそうなのですが、男性が髪が長いからって悪口を言うのは、女性が男性にとって魅力的な体型をしていなからって悪口を言われることと変わりありません。
女尊男卑の原因だから
恋愛コンテンツは、女尊男卑の原因になっているので使いたくないというのもあります。
特に男性向けのものだと、女性に仕掛けてこそ振り向いてもらえるという風潮を作っており、見事にジェンダーギャップを生み出している元なのです。
なぜなら、「男らしさ」を生み出しており、いかにも女性を振り向かせるためには「男らしくあるべきだ」と教えていることがありえないくらいに多いのです。
そういう人たちが作る「男らしさ」で振り向かせることができない人だっていることを分かっているんでしょうか。
デート代を払われることに違和感を覚えている人もいますし、リードされることに「女性を下に見られている」と感じている人だっているのです。
なんで、恋愛になると、「男性が幸せにして(能動的)、女性に幸せにしてもらう(受動的)」のが王道であり、定石という常識を作るのでしょうか?
恋愛だろうがなんだろうが、相手と自分は平等です。
それって女性が男性のための恋愛コンサルをやっているのだとしたら、自分たちが解消したいと言っている男尊女卑を自分たちで実現させてしまっている墓穴を掘る行為に他なりません。
令和の恋愛は男らしさ・女らしさに囚われずに、相手がどんな人なのかを見ていけると良い相手と巡り会えるのではないでしょうか。
令和は男らしさ・女らしさではなくて、その人らしさを見たほうが良いと個人的に思っている。 https://t.co/OaJUdXk2f6
— リキト/ (@rikipedia_rkt) September 1, 2020
ジェンダーとかフェミニズム、男女平等がしっかりしている恋愛コンテンツがあれば、喜んで使いたい
以上が僕が日本の殆どの恋愛コンテンツを使いたくない理由なのですが、それらがない恋愛コンテンツなら喜んで使いたいと心から思います。
- 男性と女性でサービスの使用料が同一
- 外見などその人の好きだと言っている部分を否定せずに、それを考慮した上でアドバイスをしてくれるコンサルサービス
- デート代の支払いを男性が払うように仕向けることなく、お互いに話し合って決めるように促してくれる
- 恋愛は男性がリードするように仕向けない
などのことを徹底している恋愛コンテンツがあれば使いたいですね。
今の日本の恋愛コンテンツは全体的に「恋愛は男性がリードするのだ」というメッセージを主張しているように見えるのです。
そのメッセージを伝えていること自体によって、女性でも疑問視する人がいるということを恋愛コンテンツの運営者たちは知るべきではないのでしょうか?
デート代の話が分かりやすいのでこれで説明します。
僕の知り合いの女性では、カフェで婚活をしている男性が恋愛アドバイザーにデート代の支払いを男性がするように教えられている光景を見て、
- かわいそう…
- なんで、いつも男性から払うように言われるんだろう…
という印象を持ったのだそうです。
デート代を男性が払うように仕向けられている現状に対して、「ありえない」と思っている女性が最近では増えています。
僕の周りの若い性教育アクティビストたちもそう感じている方が多いです。
また、デート代の支払いをしてもらうのが嫌な女性が「自分が食べた分だけ払いたい」と言ったら、「君は一人で生きていけるんだな」などと皮肉に悪口を言われることや、男性から嫌われるなんてこともあって悲しい思いをすることも少なくありません。
ようは、恋愛コンテンツを運営・作成している人たちが「女性は男性からリードしてもらうほうが嬉しいに決まってる」という思い込みを持っているといっても過言ではないのです。
その思い込みによって不快に思う女性がいるということを忘れているのではないのでしょうか。