SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツ)の意味を解説

SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツ)の意味を解説サムネイル

こんにちは。こんばんは。おはようございます。

リキトです。

 

リキト
リキト

本記事では、SRHRの意味について解説します。

 

SRHRとは?

SRHRとは、Sexual and Reproductive Health and Rights(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツ)の略であり、日本語で『性と生殖に関する健康と権利』と訳されます。

  • Sexual Health(以下、セクシュアル・ヘルス)
  • Sexaul Rights(以下、セクシュアル・ライツ)
  • Reproductive Health(以下、リプロダクティブ・ヘルス)
  • Reproductive Rights(以下、リプロダクティブ・ライツ)

の4つをまとめてSRHRです。

 

WHOや国連によって、このSRHRの認識を世界的に広げていくことが提唱されていたり、世界的な会議でこのSRHRを世界的に認知してもらうための議論が行われたりしています。

 

Sexual Health

セクシュアル・ヘルスとは、自分の性に関することにおいて、どれだけ身体的かつ精神的に満たされており、社会的にも認められているかについてのステータスのことです。

(例)

  • 自分に不特定多数のセックスパートナーがいても、ビッチやヤリチンなどと悪口を言われていない
  • 性行為をしたことがなくても、誰からもその人が不快に感じるいじりや不当な扱いを受けていない
  • 自分のしていることを「モテ」と結びつけて性的に不快なことを言われていない
  • 自分が誰かから痴漢やレイプなどの性犯罪レベルの不当な行為を受けていない
  • 「巨乳」「貧乳」「ブス」「イケる(その人とセックスしたいと思う)」など自分の外見・身体をもとにした悪口を言われていない
  • 下ネタを言われて不快な気持ちになっていない
  • 性別を元にあからさまに扱いや態度を変えられていない(男性は厳しく接して、女性には優しく接するetc…)

 

Sexual Rights

セクシュアル・ライツとは、自分の性(セクシュアリティ)を自分で選択することができる権利のことです。

(例)

  • 自分が誰と性行為をするかを自分で決めることができる
  • 自分の身体的な性別や性自認(自分がそうだと思っている性別)を自分で決めることができる
  • 自分が誰と恋愛をするかを決めることができる
  • 自分がいつどのくらいマスターベーションをするかを自分で選ぶことができる

 

Reproductive Helath

リプロダクティブ・ヘルスとは、その人がどんなセクシュアリティであれ、どれだけ身体的かつ精神的に満たされているかについてのステータスのことです。

(例)

  • ゲイやレズビアンであるからといって、「掘られる(性的にレイプされる)」などと言われるなど不当な扱いを受けていない
  • アセクシャルであるからといって、「まだ好きになる人に出会ったことがないだけだよ」などセクシュアリティを否定されるようなことを言われていない
  • ヘテロセクシャルで性行為をしたことがないからといって、童貞・処女いじりをされたり、本当はそうではないのに「性格が悪いからパートナーができない」などと因果関係がないことを言われるなど、性的に不当な扱いを受けていない
  • デミセクシャルだからといって、「一度でいいから誰かとセックスしてみたら分かるよ」などと
  • トランスジェンダーだからといって、トランスジェンダーをもとにしたいじめを受けていない
  • フレイセクシャルだからといって、セックスレスと勘違いされ、セックスレスを解消するようなクリニックに行ったほうが良いなどとアドバイスを執拗にされていない

 

セクシュアリティについては以下の記事で解説しています。

世の中に知られるようになってきたセクシュアリティの分類・種類とその意味サムネイル

世の中に知られるようになってきたセクシュアリティの分類・種類とその意味

2021年5月8日

 

Reproductive Rights

リプロダクティブ・ライツとは、その人が妊娠・出産・中絶などの生殖についての知識を得ることができ、それらを自分で選択できる権利のことです。

(例)

  • 子供を(いつ・何歳までに)出産したいか・したくないか、出産したいのであれば、何人出産したいのかを自分で決めることができる
  • 妊娠のトラブルが起こったときに、出産するか・中絶するかを選ぶことができる

 

SRHRは性教育の基本中のキホン

SRHRとは何なのかを例と共に解説しましたが、このSRHRは性教育の基本中のキホンの概念です。

 

性に関することは全てこのSRHRが関係している

なぜなら、

  • 「性」別
  • 「性」差別
  • 「性」被害
  • 「性」暴力
  • 「性」犯罪
  • 「性」欲

などの、「性」に基づくありとあらゆる事柄はこのSRHRに紐付いているからです。

 

例えば、性自認は自分が決めることができるという意味、性欲は自分の性を自分で選択・行動ができるという意味で、セクシュアル・ライツに関わってきます。

性暴力・性被害・性差別などの相手を不当に扱うものは、相手の性の健康を侵害するという意味で、セクシュアル・ヘルスに関わってきます。

 

当然、性行為もこのSRHRが関わっていて、SRHRの4分野全部が関係しているのです。

性行為の経験の有無で不当なことを言われてないというのは、セクシュアル・ヘルスが関係していますし、自分が性行為をする人を選ぶことができるというのは、セクシュアル・ライツが関係しています。

セクシュアリティを考慮せずに性行為の話をして相手を傷つけるのは、相手のリプロダクティブ・ヘルスを侵害する行為です。

また、妊娠のために性行為をする人もいるので、出産のために性行為をするということでリプロダクティブ・ライツが関係しています。

 

人には誰しもSRHRがある

このように、人には誰しもSRHRがあるのです。

 

そもそも、人には性別というカテゴリーがあり、絶対に何かしらのセクシュアリティに属しています。

セクシュアリティの話になると、ゲイやレズビアン、トランスジェンダーなどが上がりますが、異性愛者以外のものが上がりますが、異性愛者もセクシュアリティでいうと、ヘテロセクシャルというセクシュアリティなのです。

 

このSRHRは性教育を伝えていく上で非常に大変な知識です。

このSRHRがあるからこそ、性暴力・性被害は絶対に行けないし、子供が欲しい人が自由に自分たちで決めることができる社会にしていかないといけないし、ヘテロセクシャルではないからといって差別や心許ない言葉をかけるなんてことは絶対にあってはいけません。

 

SRHRを知れば、性に関することで人を不当に扱うことがどれだけいけないのか分かることでしょう。

 

以上、SRHRについてまとめてみました。

 

参考文献

セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:性と生殖に関する健康と権利)とは

記事が気に入ったらシェアよろしくおねがいします!